超低価格DVDプレーヤーの音

今日、衝動買いで、パイオニアのDV-2020というDVDプレーヤーを購入した。3900円。ふと思いつき、我が家のコンポーネントにつないで音を出してみた。音が出た瞬間、ビックリした。これは完全にピュアオーディオの音。レンジ、分解能、解像度。全てに過不足無い。オーディオ用CDプレーヤーに比べて、僅かに軽い音だが、それが爽やかな表現につながっている。3900円でのCDプレーヤー、この音が手にはいるんだったら数万円のCDプレーヤーには、どこに存在価値があるのだろう。デジタルというのは何が起こるか分からない。普段使っているCーS5VLと徹底的に比較してみたけど、どちらがいいとは判断出来ない。確かに数万円のCDプレーヤーは音が厚くて、ゆったりした音だけど、逆に音のフットワークの良さや、素直さはパイオニアに軍配が上がるかもしれない。デジタルオーディオの時代になって、オーディオマニアが激減した理由が分かったような気がする。金をかけなくても、これだけの音が手に入るんだったら、趣味性も何もあったもんじゃない。もう、オーディオに眉間にシワを寄せてこだわるのはやめよう。